サイト「ザ・インタビューズ」閉鎖に伴い、寄せた記事を保存・加え転載いたします。
「カールマイヤー」から「鳥を見た」まで
なかおちさと nakao chisato:
1972年02月09日生まれ。 神奈川県出身。 現在は東京都を拠点に、音楽家として活動中。 鳥を見たに所属。
音楽家です。拡張型心筋症との闘病暮らし。1972年2月9日生まれ。出生地・神奈川県横浜市。出身校・早稲田大学法学部。
音楽家として1993年、バンド「カールマイヤー」による「カールマイヤーep.」でデビュー。1994年「カールマイヤーの世界」。その後、バンド「見送りの日」「LaLa」「メロドラマ」「私の死」「死の棘」「秒針零」及びソロを並行活動しつつ、現在、バンド「鳥を見た」でライブ・シーンを席巻中。尚、「鳥を見た」はデビュー・アルバムを録音中。
2012年3月9日、ソロ・アルバム「NAKAO Chisato なかおちさと (ソニマージュ・レコーズ SON-001)」発売。
2010年5月より拡張型心筋症罹患。 闘病生活をしながら音楽活動継続中。
ロッキンオン社の入社試験でいいところまで行きましたが、選考落ち。ならばと元ロッキング・オン編集長の増井修さんのもとへと流れました。
不当解雇やら訴訟沙汰忙しい中、ぼくの文章を拾ってくださって「君と会うところから会社をはじめよう」と仰って頂きました。ただし、中々上手くはゆかないもので、以来、音沙汰なく。
その後、長きに渡って様々な派遣労働。そして契約ライターや、家庭教師などをしていました。
拡張型心筋症を患わなかったら今でも現役でしょう。
2011-09-17
01:44:12
猫を足で撫でてしまいます。手でなくて足。丁寧にやると足でも気持ちよさ気ですよ、猫たち。
2011-09-17
01:28:09
東欧、ソビエト連邦が崩壊したその時に学生運動にはまってしまいました。全学連中央執行委員にまでかけ上がったのですが、なにもかも悲喜こもごも。マルクスの主著は全部読破して当たり前。しかし挫折はあっけなく至りました。政治信条の「折れ」ではなくて、元来、病弱な体が悲鳴をあげたことが主な原因です。でも、早めにリタイアしたことに後悔はないです。露骨な政治活動には生来不向きのようです。
政治活動から退いて初めて音楽に真面目に取り組むようになりました。不失者、灰野敬二の公演には必ず駆けつけたものです。大学在学中、テストを自主ボイコットして「カールマイヤーep.」などを制作。政治バカは一転して音楽バカになってしまいました。バカなのですから卒業にはかなり時間が掛かりました。
在学中に一番興味を持った学問が「法社会学」です。
折しも法社会学の聖典がマルクス、ウェーバーの古典から、ベンヤミンの「暴力批判論」などに移行する時代をリアルに生きた感慨があります。
いまでも「法社会学」の学徒です。
2011-09-17
00:10:36
歪のペダルなど音楽の実際家としてはアナログ偏重気味ですが、「人類はなぜデジタル・メディアを発明、欲したのか?」 そうした基本のところではきちんとデジタルの良さを利用してゆきたいし、追求してゆきたくもあります。
ペダル関連ではBOSSのRV-3(デジタル・ディレイ+リバーブ)はぼくのステージ・サウンドの要でもあります。
メディアとして享有するのは断然デジタル・メディアが主流です。
コンパクト・ディスク(CD)を始め、iPodや、web上で作品をUpする際などで使うmp3ファイルなど、日頃から接する機会が多いのは、いまや当然、デジタル・メディアになります。
「人類はなぜデジタル・メディアを発明、欲したのか?」
デジタルメディアでは複製物の作成が容易という問題でも、人類の最初の志を基本に抑えていないと退化すると思っています。
結論としてはアナログもデジタルも長所を存分に使う、開拓するという陳腐な内容です。
2011-09-25
06:53:31
「One Night
Stand: Live at the Harlem Square Club 63/SAM COOKE (RCA)」
ことを起こし、ことを燃やし、鎮火させる。
日頃、ささやいているだけと揶揄されるサム・クックですが、ここでは神です。
2011-09-25
00:46:37
Gibson
ES-335 1966
Fender
Telecaster Custom 1978
Epiphone
CASINO("Blue Label" 1996 Gibson Nashville factory)
Epiphone
Olympic 1965
Fender Stratocaster SRV model mod. USA
ELK カトラス(1970年代)
SILVERTONE
JUPITER 1963
GRETSCH BLACK
FALCON
Fender
'72 Telecaster Custom MEXICO
Jose Ramirez 2CWE 2004
Gibson Hummingbird 1965
Gibson
J-160E 2000
YAMAHA FG-230 1968-1969
シーンによって、アンプや会場の構成によって使い分けています。
ペダルは「要」になるFUZZやプリアンプは大阪にいらっしゃるペダル/発信機職人さんの一点ものです。唯一無二。素晴らしい出来です。
ただ最近はBOSS
BD-2、BOSS MT-2をSoul Power Instruments様がモディファイしたものも使っています。
BD-2は17V昇圧、ブースターほか大幅な変更、MT-2はクリッピング変更、MIDブースターほか大幅な変更。
一点ものは盗まれたり故障したりの心配が抜けませんが、こうした市販かつMODされたものは気軽に使えます。
残響系はBOSS
RV-3、Ibanez AD-9 Keeley MOD.
また、Rolnadの「AD-50 DOUBLE
BEAT」というワウファズに入れ込んでいます。
波形3種類、どのポジションもぶっといFUZZ。チープなワウ。面白くてたまりません。
アンプはFender党です。
マイマイクはSHUREの57Beta。
2011-09-25
00:39:31
様々ありますが、いま真っ先に思い浮かぶのはCAPTAIN
BEEFHEARTと彼が残した様々な記録です。
カントリー・ブルースの解釈と再解釈。咀嚼の末に出された奇天烈な音楽。
彼のおかげでカントリー・ブルースの現代性に目覚めたし、カントリー・ブルースのおかげでCAPTAIN
BEEFHEARTが尚分かる。
とてもいい循環です。
カールマイヤー時代に影響を受けたのは灰野敬二やTHIS HEATでした。
歌や楽器演奏への根本的な反省を含んでいて、大きなテーマであり、コンプレックスでもありました。
少年時代はTHE CLASHとの邂逅。
小学2年生の身の上では「London Calling」はヒリヒリするくらい怖く、この道を行くとロックにハマるのは仕方がないなと思います。
「人生は祭りだ。共に生きよう」
フェデリコ・フェリーニ「8 1/2」、マルチェロ・マストロヤンニのセリフです。
この後、フェリーにお得意の大団円に向かうのです。
素敵。しびれる。人生かくありたい!